RAIに映りました

少し前なのですが、イタリアの国営テレビRAIのニュースに映りました。

www.tg1.rai.it

 

3月16日の回で、ソプラノのマリア・ムードリヤックさんのインタビューの中での演奏シーンで弾いてます。

弾いていたのですが、音は聞こえません(笑)

しかもあんなに撮影の時時間かかったのに、何故かの撮られていないと思っていた瞬間を切り取られていたという・・・。

 

数年前に日本のテレビにも同じような感じで映ったことがあったのですが、その時は特に誰にも知らせていなかったのに、意外と見ている人がいたようで連絡をいただいて驚きました。

5月のコンサート予定

5月のコンサート予定

 

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12日(日)イタリア盲人会連合(ミラノ)でテノールとのコンサート
カンツオーネ、タンゴ、オペラのアリアなど

 

18日(土)チェザーノ・マデルノにて、「読書マラソン」というイベントで、「夢」をテーマに数曲演奏します。

 

22日(水)パヴィアにて、ソプラノ、テノールとのコンサート
カンツオーネ、歌曲、アリア、二重唱など

 

26日(日)チェザーノ・マデルノにて、ソプラノ、メゾソプラノとのコンサート

 

Fuorisalone関連のパーティでの演奏

 モデナに本社のあるインテリアマテリアルの会社、Laminamのパーティーで演奏しました。

お声をかけて下さったのはソプラノの服部響子さんで、2月に別のお仕事で一緒になったことからのご縁で今回のお話を頂きました。

 

このパーティーは、毎年4月に約1週間ミラノで開催される世界最大の家具の見本市Salone del mobile関連のイベントでした。この見本市の時にはミラノの街中はFuori Saloneと言って、様々な場所で夜までイベントが行われていて普段は入りにくい高そうな家具やキッチンのショールームに入ったり、展示会を見たりできます。

 

このパーティーは、テーマが日本だったようで響子さんは素敵な着物での演奏、そして白い着物や袴をはいたシェフと給仕の人達、メニューも焼き鳥やお味噌汁(!)などがふるまわれていました。

 

イベントだったので、もちろん普通のコンサートのようにシーンとした空間ではありませんが、そんな中でも多くの方が演奏を楽しんでくださいました。

今回に限らずNon ti scordar di meという曲を演奏すると大人気で、演奏した後に警備していたおじさんがずっと警備しながら歌っているのがちょっとおもしろかったです(笑)ちなみにピアノソロだと、やっぱり「カヴァッレリーア・ルスティカーナ」の間奏曲が一番人気です。

 

そして今回の嬉しいサプライズは、響子さんが着物を着ると聞いてもしやと思っていたら、結婚式の時に着付けをお願いした池田眞美子さんと再会できました。何か別の機会にまた着付けをお願いして演奏したいなあ!!!!

花を愛でる

4月に入ってもまだまだ寒い日がありますが、色とりどりの花が見ているだけで激しいエネルギーを爆発させている、そんな北イタリアの春。

 

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黄色い花は、ミモザ。

3月8日の女性の日にはこの花をプレゼントします。

 

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一体何の花なのかわからないのですが、どピンク、この写真のままの色の木が3本ほどある公園があって、遠くからも目立っていました。

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これはりんごの花かな??

 

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藤って日本では5月くらいだったと思うのですが、イタリアではもう3月終わりくらいに咲き始めます。ここはミラノ音楽院の近くて毎年この近くのモクレンと藤を見るのを楽しみにしています。この2つをミラノで見ると、ああ春だなあって。





イタリア研修での仕事

昭和音楽大学のイタリア研修のレッスン伴奏兼通訳のお仕事をしました。

毎年3年生の声楽科とピアノ科の一部の学生さんが研修所にやってくるそうで、あるご縁からこのお仕事をさせていただくことになり、メゾソプラノのEvghenia Dundekova先生のクラスを担当しました。

 

約1週間みっちり毎日個人レッスンがあり、最後に演奏会で1人ずつその成果を発表する機会もありました。

私と同じように伴奏や通訳で来ていた他の方々もみなさんイタリア生活が短くない年数なので、仕事後に色々情報交換したり、イタリアあるあるの笑い話をしたりしました。

私はこう見えて(?)、かなり人見知りというか緊張するので初日、2日目くらいは自分でも笑えるくらいガチガチでした。でも、いつものことでもあるのでネガティブにならない、丁寧に仕事をしようということだけを常に頭において3日目くらいからは周りの方と色々お話できて楽しい1週間を過ごさせていただきました。

 

レッスン伴奏は私がイタリアに来てからずっとやっている仕事です。

なので今はかなりのアリアや歌曲、重唱なんかも弾いたことがありますが、最初の頃は本当に知らない曲が多すぎて毎回死ぬほど緊張もするし、難しい曲で歌ってる人のむしろ邪魔みたいな伴奏になってしまったことも。今でも常に知識を増やさないとと思うし、もっと余裕を持ちたいと思うこともあります。それでも、たまに新しい環境にレッスン伴奏に行く時に少しは自分の成長を感じられる時があって嬉しくなります。

それにしてもよく考えると人生で初めて伴奏をしたのは10歳の時に歌おうと思って入った合唱団で、あれ以来ずーっと歌の伴奏はやり続けているわけです。音楽科の学校に通っていた時に他の楽器の伴奏をする機会もあり、もっと他の楽器ともやりたいとあの時から今でも思うのですがなかなかご縁がなく、一方で歌の伴奏は増え続けています。

 

 

日本での年末年始

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更新しないまま少し時間が空いてしまいましたが、2019年も元気に弾いています。

もはや遠い日のできごとになり始めていますが、6年ぶりに日本で年末年始を過ごしました。夫にとっては初めての日本のお正月。

 

子供の頃にピアノを習っていた先生の会が12月にあり、久しぶりにサントリーホールのブルーローズで演奏しました。

ドビュッシーの前奏曲集から

デルフィの舞姫

アナカプリの丘

西風のみたもの

沈める寺

花火

 

素晴らしいホールで演奏する独特の緊張はあるものの、素晴らしすぎるピアノで演奏できるこの会では、いつもいつもピアノの助けで他では体験できないような感覚を味わえるのでとても嬉しいです。

 

次の日は、松尾ホールでこれまた久しぶりにカゼッラのピアノ曲についてのトークと演奏をさせていただきました。この10年で知った自分の意外な特技?というか、結構人前で話すのが苦手ではないというか、散々喋った後にも演奏できるのでこうして興味があることについてお話もさせていただけるというのは、もちろん緊張はするのけれど楽しい時間でした。

 

そして、11月にイタリアの私の住む街で一緒にコンサートをしてくれた実季さんの地元でも一緒に2回演奏しました。

名古屋は実は初めて。高校生の時になぜか修学旅行が下呂温泉と京都だったので(笑)乗り換えで名古屋駅を使ったものの街自体を観光したことはなくて、実季さんのおかげで名古屋グルメを存分に楽しみ、楽しい時間を過ごせました。

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素敵なサロンにて

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こちらはクリスマスのミサにて。

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名古屋城は天守閣は閉まっていたけれど、美しい本丸御殿を見学。

 

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初めての味噌煮込みうどん。

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予約必須のお店にて。実季さんのおかげで感動のひつまぶし。これ以外にもとんかつとか手羽先とか、念願のモーニングも。どんだけ食べるんじゃ?という名古屋の旅でした。

ドビュッシー

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ついに念願叶ってうちの街で、リサイタルを開くことができました。

www.musicandolavita.it

 ここ数年ずっとやってみたかったドビュッシーのみのプログラム。

彼の没後100年の2018年内に間に合いました。

 

版画は今のところ一番好きな作品で、特に1曲目の塔は弾くたびになんと言葉で言ったらいいのかわからない、でもとても「しっくり」今の自分に来ている作品です。

そして最近まとめて勉強してきた前奏曲集から一部ですが演奏することができました。

 

また今回の演奏会では、ちょうどソプラノの実季さんが日本から来ていたので急きょ一緒に歌曲も演奏してもらうことにしました。改めてドビュッシーだけでなく色々また実季さんと歌曲のプログラムを取り組みたいなあ。

 

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コンサート前にキーキー言っている私に耐えてくれて、当日はMCもしてくれた夫には毎度のことながら頭が上がりません。ありがとう、です。

そしてうちの街でのコンサートをいつも先頭に立って進めてくれるミケーレ(右)にも感謝!約2年前にたまたま近所で知り合って意気投合して、 このように定期的にコンサートをできるようになるとは、なんだか人生って不思議です。