バカンス ノルマンディ地方へ
ノルマンディ地方へみんなで行くことにした目的は、
1. モネの庭を見に行く
2. ノルマンディ上陸作戦の跡を見に行く(特に義父向け)
3. 牡蠣とか魚介を思いっきり食べたい
そして、4.実は私には大学の同級生でずーっと交流があり続けている友達がカンにいるから何年かぶりに会いたい
そして、5. カニキュール(猛暑)が来るとわかってからは、ノルマンディ行ったらパリよりましなのではという淡い期待もあったので。
モネの庭は混む、と読んだので初日に朝早く出発して行ったのですが、着いたらどんどん観光バスで東洋人と多分アメリカ人の団体が押し寄せてきていました。
いやでもここ、遠くからわざわざ来る価値確かにある。
むせかえるほどの植物の香りと気配の中を歩くのはとても気持ちよく、ものすごい数の庭師がいるんだろうなと思わせる庭。
有名な太鼓橋。
藤の季節に再訪したいなあ。
ノルマンディー上陸作戦の跡を辿る旅では、ペガサス橋記念館、米軍墓地、アロマンシュという海辺の街に行きました。
パリより暑くないはずと期待していたノルマンディ地方も結局暑くて、特に広い墓地内を歩いている時に熱射病になりそうでフラフラでした。
どうしてもこの欧米の白っぽい墓地というのが未だに慣れなくて、なんか日本のよりじめっとした感じはないのに、怖いんだよなあって言うといつも夫に笑われます。
この旅、大人6人プラス甥っ子で計7人の旅だったので泊まる場所を探すのが大変で、最終的にはすごい鄙びた村の改装したばかりだという大きな家を借りました。
あんなに暑かったのに、海辺のこの村に着くころからすごい強風が吹き荒れていて、車を降りるとさっきと10度以上違わないか?!という寒さ。
家はとても大きくてきれいで最初はみんな喜んでいたのだけれども、夜に1階のトイレから変な音がし始めて結構大変なことに・・・
家の持ち主は隣に住んでいるので、色々直してはくれたのだけれどもまあちょっとその晩はごたごたしました。
(風に身体が押されて動けない甥っ子)
楽しみにしていた牡蠣や魚介を近くのお店で色々買ってきてみんなで料理して食べました。私は牡蠣は日本にいる時嫌いだったのですが、それはどうやらカキフライとか湯豆腐と一緒とか火を通したものが嫌いだったようです。
生牡蠣はちょっとお腹を壊すのではというリスクは常にあるけれども、何度かフランスで食べて今のところは嫌な経験はなく。
牡蠣が大好きな夫と義弟ははりきって牡蠣用のナイフまで買っていました。
さて、私的にメインイベントであった同級生との再会は、わかってはいたけれどもとても幸せな時間でした。
彼女と前に会ったのは2011年で、あの年の前後に色んなことがあってすごく辛かった私は彼女に会いに行って数日たくさん話して美味しいものを一緒に食べて元気になったものでした。その時彼女はもう結婚していたけれどまだ子供はいなくて、会わない8年の間に彼女は2人の男の子のママになりました。
そうそう前と同じ街の中で引っ越しもしていて、とても素敵なおうちにお邪魔しました。
彼女の夫はフランス人でうちの夫はイタリア人なので、4人で会話は英語、日本語、フランス語、イタリア語の4つが混じってそれはそれで面白かったです。次はもう8年も間を開けないで再会しようと約束。
次は是非私達が引っ越しを済ませて、彼らがミラノに遊びに来てくれるといいなあ。
最後にもう1つ、バイユーという街で有名なタペストリーを博物館で見ました。
かつてこの地域一帯を治めていたノルマンディ公ウイリアム征服王のイングランド征服の様子が描かれたタペストリーなのですが、長さなんと70メートル!
オーディオガイドを聴きながら(日本語もありました)ガラスケースの向こうに置かれたタペストリーを見るのですが、ちょっとヘタウマっぽい絵が面白くてついつい引き込まれてしまいます。