アンブロジアーナ絵画館
15年以上ぶり?にアンブロジアーナ絵画館に行きました。
初めて旅行でミラノに来た時にここでカラヴァッジョの「籠に盛った果物」を見たことは覚えていたのだけれども、その他のことは全く覚えておらず今回来てみて、私は本当にここに来たのか??とますます怪しむほどに。
(まさか他の場所でこの絵のはがきを買っただけじゃないよな)
中心地のドゥオモからすぐそばの3番のトラムが発車する場所の前にこの絵画館はあります。
アンブロジアーナ絵画館は、枢機卿フェデリコ・ボッロメオ(Federico Borromeo)によって1607年に設立され、1609年に一般公開された「アンブロジアーナ図書館」を起源とし、一般に公開された世界で最初の美術館なんだとか。
重要な美術品があるのはもちろん、建物自体が本当に美しい。
私のお気に入りはこのモザイク。
中庭を望む外の廊下。
この絵画館にはダ・ヴィンチの「アトランティコ手稿」という彼の署名入りでさらに注釈付きのデッサンをまとめたものがあることで有名なんだそうです。
ちなみにここは、ロンバルディア州の様々な美術館の年間パスを持っていればいつでもそのパスを見せるだけで入場できます。
1年間有効で45ユーロですが、色々割引があって私が買った時は私鉄のトレノルドの定期券を持っているということで40ユーロでした。
周りでこのパスを持っている人に会ったことがないのですが、調べてみるとかなり色んな美術館に使えて、例えば王宮でやる特別展はたいてい14ユーロくらいするところをこのパスを見せると10ユーロに割引してくれることがほとんど(2019年情報)。
ドゥオモの近くだけでも、ドゥオモの附属美術館、20世紀美術館、スカラ座博物館、ガレリア・ディタリア、ポルディ・ペッツォーリ美術館があります。
私は別にこのパスの回し者ではありませんが、買ってからちょっと時間ある時に好きな美術館の好きな部分だけ見て帰るとかできるので思っていた以上に活用しています。
来年は買わなくてもいいかなと思っていましたが、来年もやっぱり買いたいなと思ってます(笑)