オペラの中の女性たち

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「オペラの中の女性たち」というコンサートを我が町、チェザーノ・マデルノのボロメオ館のオーロラの間で開催しました。

www.musicandolavita.it

 

 今回は、オペラの殿堂、ミラノのスカラ座の合唱団員であるシルヴィア(ソプラノ)とオリヴィア(メゾソプラノ)が歌いに来てくれました。

この日は珍しく日曜日の昼間のコンサートだったので、リハーサルをしている時からたまたま散歩で通りがかった人などが次々に覗きにきて、本番は満員御礼でした。

 

前半はヘンデルとベッリーニのアリアから。

女性のオペラ歌手というと、美しいロングドレスに身を包んだ歌手を想像しますが、そうではない役もたくさんあります。

特にメゾソプラノには若い男性、少年の役を歌うこともありオリヴィアは「リナルド」というオペラのリナルド役と、「カプレティ家とモンテッキ家」のロメオ役を見目麗しい男装で歌ってくれました。

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シルヴィアの悩めるジュリエッタのアリアも美しかった。

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そして、私は今回スカルラッティのソナタを2曲。

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後半は、まずモーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」の姉妹の重唱から。

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私はあっちの男性のがいいわ!なんて姉妹が楽しそうにおしゃべりしているのが見えてきます。

 

いよいよ最後はビゼーの「カルメン」より。

私は有名な前奏曲を。

そしてオリヴィアはカルメンのアリア「ハバネラ」、シルヴィアは恋敵のミカエラのアリアを。

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アンコールはオッフェンバックの「ホフマン物語」の二重唱でした。

 

今回のコンサートの期待の若者枠はレッコ出身のチェロ奏者のフランチェスカ。

ラロの協奏曲第1楽章を演奏してくれました。

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全員で記念写真。

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