連弾の楽しみ
2017/2018年度の最初のコンサートは、地元Cesano Madernoのボッロメオ館(Palazzo Borromeo)にて、19歳のソプラノ歌手との共演と、国立ミラノ音楽院で勉強中の山根知花(やまねともか)さんとの連弾プログラムでした。
Palazzo Arese Borromeo - Wikipedia
うちの街は、いわゆるミラノのベッドタウンの1つでミラノから電車で30分なのですが、このボッロメオ館を中心に文化活動を結構頑張っている街です。いくつか音楽協会がありますが、私はMusicandolavitaという協会で活動しています。小さな協会で、元々はポップスを中心にイベントをしていたのですが、家探しをしている時にたまたま協会長のミケーレと知り合い、クラシック音楽でのイベントもやってみようという話になり、2017年の初めに活動を開始、そして9月に第1回目のボッロメオ館でのコンサートが開催されました(私はその時演奏しなかったのですが)。
Musicando a palazzo 2017 - associazione
Musicando a palazzo 2018 - associazione
おかげ様でこのコンサートは満員のお客様をお迎えすることができました。
連弾のコンサートって実は初めてでしたが、合わせの時からとっても楽しくてあーじゃないこーじゃない、こうしてみようとかやっているうちにいつも合わせが長引いてしまいました。
私、結構色白って子供の時から言われていたけど、知花ちゃんと並ぶとかなり日焼けしてる!シチリアで焼けたんですよ・・・。もう防ぎきれない(笑)
左から、私、知花ちゃん、ソプラノのジャダ、街の文化部門のシルヴィアさん、協会長のミケーレ、うちの街の社会活動支援の団体のノチートさん。
私達の協会が行うコンサートには良い演奏を提供するだけではなく、2つ目的があります。
1つ目は、若者(特にうちの街や近辺の)の芸術家(歌や楽器の演奏だけでなく、ダンス、演劇なども含む)の紹介をすること。
このコンサートではソプラノのジャダがそれに該当します。
そして2つ目は、うちの街の音楽以外の協会の活動を紹介し、その活動に対して募金を行うこと。
私は直接は運営には関わっていないのですが、主にいくつかのコンサートの企画、交渉をしていて、なにぶん小さな協会なのでできることはみんなで手分けしてやる感じです。イタリアで初めて、コンサートやイベントを行う為に街の政治家や様々な協会の人と会ったり、宣伝で音楽とは関係ないイベントに行ったりする機会があって、ものすごい大きなお金が動くようなイベントではないとはいえ舞台裏を知るのはなかなか面白いです。